大事なデータが保存されたUSBメモリーが突然使えなくなった。
Windowsからは破損している可能性を伝えるメッセージが表示される…。
この状態からデータを失わずにUSBメモリを修復できるか挑戦してみました。
基本的な救済措置をためしてみよう
まずはできることからはじめてみたいと思います。
定番の「エラーチェック」で復旧するかを試してみます。
エクスプローラーでUSBドライブを右クリック。
メニューから「プロパティ」を選択。
タブの「ツール」を選択すると「エラーチェック」が選択できます。
選択してから「ドライブのスキャンと修復」をクリックで実行。
結果は・・・。
「ドライブのスキャンが正常に完了し、エラーは検出されませんでした。」
だそうです。
異常発生中なのですが、何事もないと判断されました。
ここまでは想定内の範囲なので、次にいってみましょう。
修復ツールを使う方法もあります
困ったときにはGoogleで検索することで救われます。
いろいろ情報を確認しましたが、基本的に修復ツールを使う方法が多いです。
たしかに以前消去したデータを復旧したときのこと。
復旧ツールを使用する方法で解決したことは経験でありました。
しかし有効かどうかは試してみないとわからない。
さすがに片っ端からためすのも時間がかかります。
しかも先日HDDの軽量化を実施して、あまり使用していないプログラムを
片っ端から削除したので余計に不要ソフトはインストールはしたくない。
(場合によっては不要なプログラムもインストールする必要があるので。)
なにか標準ツールで解決できないかをさらに探ります。
コマンドプロンプトで[chkdsk]を試してみよう
いろいろ調べていると見かける方法で、標準ツールの「コマンドプロンプト」を使用した修復方法も紹介されていました。
そうです。「コマンドプロンプト」です。
存在は知っているが、使用しない人がほとんどでしょう。
三毛フミもGUI世代なのでコマンド入力には抵抗があります。
プログラムリストの中に隠れている「コマンドプロンプト」。
「Windowsシステムツール」の中を確認しよう。
例の黒画面が立ち上がってくる。
すごくヤバイ事をしている気分になるのは自分だけか・・
ここでコマンド「chkdsk」を入力するようだ。
ちなみに「chkdsk」が何をするコマンドなのか調べてみた。
CHKDSK(チェックディスク、"check disk"の略語)はMS-DOS、OS/2およびWindowsに付属するシステムユーティリティコマンド。ディスクボリュームのファイルシステム整合性をチェックし、論理ファイルシステムエラーを修復する機能を持つ。
(引用元:ウィキペディアの検索結果から引用しました。)
これって「エラーチェック」と何が違うんだろうか?
同じような効果だと思うのですが、違いがあるのかを試してみます。
使い方は・・
chkdsk x/ f/ F:
一番右の ”F” は、USBメモリのドライブです。
エクスプローラーで確認できますが、今回はFドライブでした。
皆様の環境に合わせて書き換えてください。
ちなみに他のパラメーターについて説明すると
x/
指定されたドライブのマウントを解除させる。
ドライブとして認識されない状態にします。
f/
指定されたドライブのエラーを修復してくれる。
本来はロックする必要があるのだが、外付けストレージなので
今回は関係ない。Cドライブ等の場合は再起動後に実施される。
その他にもパラメーターはありますが、あまり使用しないので
今回は書込みません。
結果として、見事にUSBメモリは復活しました。
不思議です。
ツールのエラーチェックでは復活しなかったのに、
今回のコマンドプロンプトでは修復ができましたから。
アンマウントして実施される事が良い結果になったのかも。
あきらめてフォーマットする前に試してみよう
今回はめでたく中のデータを復元する事ができました。
もう少しでフォーマットを考えていたのでなおさら感動です。
ここまでの作業はWindowsの標準機機能なので、
だれでもすぐ実戦可能なのがうれしいですね
あきらめるまえにもう少しあがいてみましょうというお話し。
三毛フミのトラブル解消メモでした。
読んでいただきありがとうございました。