2022年度に入っても初代iPhoneSE(iPhoneSE1)は普通に使えてしまうスマホです。
すっぽり片手に収まってしまう大きさと、アプリを快適に使うことができる性能を搭載した傑作ですが、2016年3月31日に発売されてからすでに6年が経過しました。
当時生粋のAndroid使いだった私でも欲しい!と思わせたこのスマホ。
数年は我慢しましたが、思い切って2年ほど前にAndroidからiPhoneにメインスマホを変更しました。
思い切った決断でしたが、お気に入りの1台となって今も使い続けています。
初代のiPhoneSEは今でも現役スマホとして使用できる性能を持っていますが、さすがに最新スマホと比較すると同じとはいえません。
2022年現在で初代iPhoneSEをメインスマホとして使っている私の体験を書いてみます。
いまだ最新iOSが提供されている強み
こんにちは、三毛フミです。
初代iPhoneSEを2022年も使い続ける予定ですが、ほんとうに飽きのこない機種です。
今愛用しているのは128GBのローズゴールドですが、シルバー・ゴールド・グレイと他のカラーを店頭で見かけるたびに買いたくなる衝動を抑えています。
なぜここまで執着するのかといえば、元Android使いの私から見て初代iPhoneSEのデザインはとにかく素晴らしかったから。
私にとってiPhoneとは、Macintoshなど並びアップルの製品は憧れの存在でした。
簡単に購入してはいけない孤高の製品でもありました。
初代iPhoneSEの発売当時はまだまだOSの独自性が強く、AndroidやWindowsを愛用している自分にはとても使いたいとは思わない機種でもあったのです。
しかし現在のiOSは、Androidの良いところを積極的に採用しています。
Androidから乗り換えたとしても、不便を感じずに使えるようになりました。
初代iPhoneSEがその恩恵を受けられたのは現在もOSアップデート対象機種だから。
iPhoneは息の長い機種ですが、まさか6年前に発売された機種に最新OSが提供されるなんて驚きでしかありません。
いまもなお使い勝手で進化を続けている初代iPhoneSEですが、度重なるバージョンアップでも変わらない使い勝手を実現している「A9」チップがまた優秀なのでした。
ブラウザでネット検索していてもヌルヌルとスクロールしてくれますから、すごく快適に使える。
いつも何気なくやってることが快適だから不満を感じない。
いつも何気なくやってることが快適だから不満を感じない。
初代iPhoneSEはそんなスマホだから今でも現役で使えるのです。
アプリによっては我慢が必要になる
ここまで初代iPhoneSEの良さを紹介しましたが、我慢が必要なこともあります。
それは「画面の小ささから発生する操作性の悪さ」です。
とは言っても、6年前からそうだったのかといえば違います。
大画面の機種が増えてしまったことが原因で、アプリ制作者側が小さい画面での操作性を犠牲にしてしまったことが原因でしょう。
時代の流れと市場の製品比率を考えると仕方のないことですね。
ですがそこはOSサポート対象機種。
ほとんどのアプリは初代iPhoneSEでも快適に使えるようになっています。
たとえでデザインされているアプリの例を紹介します。
私が日常的によく使う「マネーフォワードME」の出費入力画面です。
このアプリは入力画面もうまくデザインされているので使い勝手に不便は感じません。
文字入力するときはこんな感じ。
この程度は初代iPhoneSEでは普通で、画面半分ほどの表示エリアをスクロールさせて入力していきます。
文字サイズは全般的に大きくて、画面サイズの小さいスマホでも快適に使うことができます。(設定にもよりますが)
有名どころのアプリはOSサポート対象スマホでの操作性を検証しているので、安心して使うことができます。
この画面を見て、大画面スマホの表示エリアになれている人には驚きかもしれません。
使っているうちに気にならなくなるのですが、これは慣れるしかないでしょうね。
こちらは操作性が問題になる例です。
Amazfitの文字盤を変更するアプリ「AmazFaces」ですね。
画面下部にウクライナ情勢に関するメッセージが表示されていますが、広告にじゃまされてしまって文字を消すことができなくなりました。
操作しづらい程度なら我慢できますが、こうなってしまうと表示を消すことすらできなくなります。
ただ使うには支障がなくて、少しのスクロールエリアで時計の文字盤を探してます。
こんなちょっとした苦労が初代iPhoneSEユーザーにはありますが、そんなことではくじけません。
この手の問題は、広告が原因で発生することが多いです。
最近の広告は大きく表示されるようになりましたし、その広告の消去ボタンもまた小さいので、タップするときは全集中して押す必要があります。
とはいえ初代iPhoneSEを使っていると、極小のボタンでもかなりの確率でタップできるようになります。
ブラウジングしている時にも広告が原因で「全集中タップ」が必要な事がありますが、それも初代iPhoneSEを使っているうちに習得することができるでしょう。
「なんだこの程度か」と感じるか、「そりゃ致命的だ」と感じるか。
あなたはどちらの感想でしたか?
初代iPhoneSEが提供してくれる利点
ここまでで、画面の大きさで起きるであろう問題を紹介しました。
こんな小さい画面で使いづらくないの?って聞かれることがありますが、「問題なく今も使えるよ」って答えています。
質問の意図を考えると、画面が小さい=使いづらいと思われているのは間違いないですよね。
初代iPhoneSEが大好きな私としては、画面の大きさはスマホの使いやすさとは別の問題であると言っておきたい。
どんな道具を使うときにも「慣れ」は必要ですし、大画面のスマホでも指が届かなかったり持ちにくかったりするわけで。
初代iPhoneSEの場合は「表示エリアの狭さ」と「タップ精度の向上」が求められる反面、得られるものは「絶対的な軽さ」と「どこでも収まる携帯性」が手に入ります。
ジーンズのポケットにも突っ込めますし、ワイシャツの胸ポケットにも余裕で収まる。
すべて親指でタップできる表示エリアと持ちやすい適度な厚みは落下のリスクを減らせます。
軽いので手が疲れることはほとんど無いでしょう。
結局はスマホですから、できることについては大きな違いはありません。
FeliCaに対応できていないのが欠点ですが、別にFeliCa対応カードを持ちましょう。
ちょっと脱線しましたが、初代iPhoneSEの画面の大きさについて書いてみました。
現在のiPhoneシリーズのデザインは私にとって好印象ですが、あのとんでもない性能は私にとってまだまだ不要なのです。
すばらしい製品を作ってくれたアップルには感謝ですね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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