仕事用のパソコンを更新することになった
中古のデスクトップPCを購入したのは、仕事用のPCを更新したことがきっかけです。
偶然入ったハードオフで気になる中古パソコンを見つけました。
DELL VOSTRO 3681(Core i5-10400搭載モデル)というビジネスパソコンとしてよく使われているタイプのパソコンです。
メモリは16GBを搭載、1TBのSSDが増設されていました。
さらにグラフィックボードにGeForce GT1030が搭載されていたので、前のオーナーも個人利用で使っていたのかもしれません。
この仕様で価格は税込み22,000円。
並んでいる他のパソコンよりもお買い得な価格に心が揺らぎ、急遽購入することを決めました。
自分への言い訳は「仕事用をパソコンの更新するため」です。

DELLのスリムデスクトップVOSTRO
今のパソコンに問題はありませんが、購入を検討しているパソコンにWindows11がインストールされているのでOSの更新もできることに気付きました。
MicrosoftがWindows10のサポートを打ち切ると案内もされていますし、22,000円で当面利用できるパソコンが手に入るなら得したなぁと、さらに自分を納得させます。
購入したパソコンは世代が新しいだけに、Wi-FiもBluetoothも内蔵されていました。
有線接続していたLANは無線の方が高速になるというオマケもあり、結果的に仕事の環境は急激にアップグレードすることになりました。
これはうれしい誤算です。
業務用の中古パソコンはお得に販売されていることが多いので、中古パソコンを定期的にアップグレードしていくのもアリだなと思います。
Steamはゲーム資産が“引き継げる”
仕事に使うパソコンでゲームができる環境を構築するのはNGと言われます。
ゲームという誘惑に負けて仕事をしなくなる可能性があるからで、そのため仕事用のパソコンにゲームをインストールするのは避けてきた経緯があります。
しかし今回購入したパソコンにはGeForce GT1030が搭載されていましたので、グラフィックボードの性能を試すためにゲームをインストールしてみました。
GeForce GT1030は現在の基準では及びも付かない性能ではあります。
ただ最新のゲームでなければ十分楽しめるようで、どうせならと過去に気になったゲームを楽しんでみることにしました。

steamはPCゲームのハードルを下げてくれた
パソコン用ゲームを楽しむにはsteamを使った管理が便利です。
steamは画期的なソフトで、パソコンゲームのハードルを一気に下げてくれました。
家庭用ゲーム機のような感覚でストアからゲームを購入してインストールすることができますし、ソフトの管理や起動もラクラクです。
ストアでは頻繁に特価セールを開催しているのが好印象でした。
ゲームソフトを集めることが趣味なので、遊びたいゲームソフトにあわせてゲーム機を購入していましたが、どんどんコレクションが増えて場所を取るのが(嬉しい)悩みでした。
しかしsteamであればソフトが増えても場所が不要で、パソコン本体を買い替えても購入したゲームソフトを引き継ぐことが可能になります。
そして複数のパソコンにSteamをインストールして共用できるのも素晴らしい。
この便利なプラットフォームのおかげで、遊んでみたいゲームソフトがさらに増えることになりました。
最初に搭載されていたGT1030では限界があった
Steamを導入したおかげで少しずつゲームソフトの数が増えていくことになりましたが、ついにグラフィックボード性能の壁が立ちふさがりました。
セールで買ったストリートファイター6がまったく動作しなかったのです。
何度も設定をいじってみましたが、画面はカクつき、まともに操作できません。
「操作説明のチュートリアルくらいしかまともに動かない」
ここでグラフィックボードの限界が見えたことに、とても悔しい思いをすることになりました。

搭載されていたGT1030は引退
中古で購入したVOSTRO 3681には、玄人志向のGeForce GT1030(ロープロファイル 2GBメモリ版)という省スペースなグラフィックボードが搭載されていました。
このGeForce GT1030はプレイステーション3あたりで発売されていたゲームソフトなら問題なく動かせる性能がありました。
しかしストリートファイター6は生半可な性能では太刀打ちできないようです。
救世主「ASRock Radeon RX6400」の存在
購入したストリートファイター6で遊ぶにはグラフィックボードのアップグレードしか方法はなさそうです。
ゲームはCPU性能よりもグラフィックボードの性能が必要になります。
DELLのVOSTROシリーズは業務用パソコンなので、デスクまわりで邪魔にならないサイズで設計されています。
とても省スペース設計なので本体内部には余分なスペースがありません。
そのため搭載できるグラフィックボードはロープロファイルという小さめのサイズのみ取付が可能です。

スペースの無いVOSTROの内部
このような制限のなかで選択できるグラフィックボードでコスパが高いと言われているのが「Radeon RX6400」で、ロープロファイル対応かつ補助電源が不要という業務用パソコンのアップグレードに最適なモデルです。
Radeon RX6400を搭載したグラフィックボードは何種類か発売されていますが、その中でも目に留まったのは、ASRock製のGDDR6 4GB搭載モデルでした。

ロープロ対応のRX6400は救世主
この製品の特徴ですが…
- GT1030に比べて3倍程度の性能アップ(PassMarkスコア比)
- 消費電力が少なく補助電源が不要で省電力PCでも動作可能
- ロープロ対応でスリム筐体のVOSTROにもピッタリ
という私が求める理想的なスペックを持っています。
個人的にグラフィック性能はプレイステーション4くらいの性能であれば良く、グラフィックボードが高騰している現在では高性能はムダと判断しました。(というか買えません)
ストリートファイター6もグラフィックは二の次で、ワールドツアーモードで遊べれば文句なしという低いハードル。
早速「ASRock Radeon RX6400」を購入してみました。
グラボ交換は意外と簡単(けど注意点も)
VOSTRO 3681は、本体内部へのアクセスが非常に簡単なパソコンです。
手でネジを外すだけでサイドパネルが開くので、内部にアクセスしやすい構造となっているのが業務用パソコンの良いところです。

業務用パソコンは作業がしやすい
既存のGT1030を外すときはケーブル類の干渉も無く、RX6400への交換も簡単にできました。(工具すら不要です)
コンパクトなデスクトップパソコンなので取り付けスペースはややタイトですが、落ち着いて作業すれば大丈夫です。

工具不要でグラボにアクセス出来る
精密電子部品なので静電気対策など、電子部品を壊さないための配慮が必要です。
帯電しやすい化繊の服などは避けたほうが無難ですし、こまめに金属製のものに触れて自分の体に帯電した静電気を放出することを心がけましょう。
メーカー製のパソコンで時々あるのが、本体起動後にBIOS(起動設定)の設定画面が立ち上がることがありますが、グラフィックボードに関しては変更することはありませんので設定を保存しておけば再起動するはずです。
グラフィックボードのドライバについて
RX6400を装着した後でWindowsを起動すると、Windowsが標準ドライバを自動でインストールしてくれるので意識せず使用する事ができます。
しかし、安定性とパフォーマンスを最大限にするためにはドライバの手動インストールが必要です。
私はASRock公式サイトから最新のドライバをダウンロードして手動インストールしておきました。
【検証結果】ストリートファイター6はモード限定で遊べる
さて、肝心のゲーム性能がどう変化したかですが――
ストリートファイター6は「標準設定」で動作しました。が、すこし注意点があります。
ストリートファイター6を遊ぶにあたり、対戦をメインに考えているなら「バトルグラウンド」モードは設定変更で快適に遊ぶことができましたのでRX6400で十分という評価になります。

設定を軽くするとバトルグラウンドは快適
しかし「ワールドツアーモード」は30fpsで動かすのがギリギリという具合で、設定変更してもストリートで対戦モードに突入するとスローモーション気味の動きになってしまいます。
遊んでいてストレスの溜まる感じで、快適に遊べるとは言え無い状況です。

ワールドツアーモードはフレームレートが低すぎる結果に
全てのモードを快適に遊ぶことはできませんので、Radeon RX6400でストリートファイター6を遊ぶには荷が重いという結果になりました。
他のゲームも試して見ましたが、性能的にはプレイステーション4くらいの性能かなと感じています。
ストリートファイター6では残念な結果でしたが、要求スペックの高いゲームでなければ問題ない性能をRadeon RX6400は持っていますので、Steamを十分に楽しむ事はできるでしょう。

2019年に発売されたThe Outer Worlds
以前は少し重いなと感じていた「The Outer Worlds」が60fpsで快適になっただけでも十分ですし、PS4ではサーバーが盛り上がっていなかった「バトルフィールド1」を再び楽しむ事ができるようにもなりました。
(オンラインプレイ人口の多さではパソコンのユーザー数は圧倒的です。)
今後はSteamでソフト収集がはかどりそうです。
ゲーム機のような良い操作感を求めて「GameSir G7 SE」を導入
動かせるゲーム機が増えてくると、今度はより良い操作感を求めるようになりました。
いままで使ってきたゲームパッドは安価なだけのゲームパッドです。
操作性と耐久性を重視したうえで、なるべく安価で操作性の良いものを。
さらには値段の高くなるワイヤレス機能は不要とし、有線式に限定して行きついたのは
「GameSir G7 SE」でした。

GameSir G7 SEの操作性が素晴らしい
パソコンと相性が良いXbox準拠のコントローラーで、形状もXboxのコントローラーと同じようなデザインを採用しています。(決定キーが下のタイプ)
入力装置なのでデザインはどうでも良いのですが、スティックまわりの青っぽい差し色などはカッコいいなと思います。
一番の売りはアナログスティックです。
ホールセンサー式を採用しているので、経年劣化による位置ズレやニュートラル位置ズレが発生しない(しにくい)方式を採用しているとのこと。
Nintendo Switchでアナログスティックの故障は何度も体験しているので有り難い仕様です。
ボタンやスティック類を操作してみて、その操作感は慣れ親しんだ家庭用ゲーム機の基準に当てはまりますので違和感は感じないでしょう。
一番の売りのホールセンサースティックも違和感なく操作が可能であり、操作感で検出方式の違いを実感できる物ではありません。
L・Rに採用されているトリガースイッチにもホールセンサーを採用しているので、アナログ入力が可能なボタンやスティックにはすべて高耐久性が期待できます。

背面にもボタンが用意されている
ボタンの数は最近のハードと同じく多数のボタンが用意されていました。
左前面には左スティックと十字キーが用意されています。
右前面にはX・Y・A・Bのボタンと右スティックが用意されています。(決定キーは海外仕様の下がAになるタイプ)
人差し指が担当するトリガーはアナログとボタンが縦並びに左右配置されています。
さらには背面にも2個ボタンが用意されていて、ON/OFFできるスライドスイッチもあります。(背面ボタンについてはうっかり押してしまうので使い道はよくわかりません。)

ABボタンが逆なのは海外仕様
Microsoft・Nintendo・SONYが採用しているボタン配置と同じなので、移植されたゲームでも違和感なく操作することができると思います。(決定キーはAボタンになるので国産ゲーム機と逆になる)
振動モーターは搭載されていますが、ジャイロ機能などはありません。
有線接続ということもあり価格は安めの6,500円程度で購入できます。
今回購入した物では一番安価な機器でしたが、このコントローラーを導入してからパソコンが一気にゲーム機っぽくなりました。
自分の操作を受け付けてくれる入力装置の出来が良いと全体の印象が変わりますので、パソコンでゲームをしたいと思ったなら真っ先に購入してほしい機器ですね。
トータル費用とまとめ
今回ゲームを楽しむために使った費用は以下の通りです。
パソコンの本体からのアップグレードは「GPUグラフィックボード」と「コントローラー」を追加するだけでゲームを楽しむことができるようになりました。
|
パーツ
|
製品名
|
費用(目安)
|
|
中古PC
|
DELL VOSTRO 3681(i5-10400)
|
¥20,000
|
|
GPU
|
ASRock Radeon RX6400 4GB
|
¥14,000〜18,000
|
|
コントローラー
|
GameSir G7 SE
|
¥6,000〜7,000
|
合計:約4万円弱で快適なPCゲーム環境が手に入りますので、企業向けパソコンを使っていてロープロファイルのグラフィックボードを搭載できる機種であれば検討してみてください。
性能としてはプレイステーション4あたりの性能です。
パソコン用ゲームに言えることですが、快適に動作するかしないかは自己判断となります。
しかし動作確認用にデモ版が用意されていることが多いですし、Steamで動作しない場合は返金も受付けてくれるので身構える必要もありません。
パソコンゲームはインストール容量を多く必要とします。
ストリートファイター6でも20GB以上の容量を消費していますので、場合によってはSSDの追加が必要かもしれません。
私の場合は1TBのSSDで十分に足りている状況です。
メモリーは16GBもあれば足りますが、フルに使っているという状況でした。
バックグラウンドで他のソフトを動作するならメモリの追加も検討してみてください。
気をつけなければいけないのは、快適なゲーム環境を構築するためにアップグレードの沼に陥る可能性があります。
パソコンゲームの怖いところは、お金を掛けたぶんだけ画質が向上することです。
自分に必要な性能を見極めて投資するようにして下さい。
最後に:中古PC×Radeon RX6400は“ゲーミング入門”におすすめ
今回の体験では中古PCでも工夫次第で快適なゲーミング環境を作れることがわかりました。
- 「予算は限られているけど、パソコンでゲームを始めたい」
- 「家庭用ゲーム機に頼らない、自分だけの環境が欲しい」
- 「Steamでゲーム資産を長く使いたい」
そんな方には、Radeon RX6400+中古デスクトップという選択肢はかなりおすすめです。
今後もアップグレードやプレイしたゲームのレビューなど、
この環境を使った情報を発信していきたいと思っています!