三毛フミブログ「オススメ回想録」

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TeamViewerで商用利用と判定された理由

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リモートでパソコンを操作するのに便利なTeamViewer。
一旦起動してしまえば低スペックのタブレットでも動かすことができますし、同じネットワーク環境であればリモートで使っていることすら忘れるくらいに快適に利用できます。

そんな便利なTeamViewerですが、とあることがきっかけで商用利用判定されました。
商用利用判定を受けると、有料プランの契約をするまでリモートコントロール時間に制限が課されます。

もう一度個人利用と判定してもらうように自分なりに試したことを書いてみました。

 

TeamViewerの個人的な使用方法

TeamViewerの使用方法ですが、私の場合はメインで利用しているデスクトップパソコンを遠隔操作するために使用しています。

 

わが家にはデスクトップパソコンを設置している作業部屋があるのですが、すこしの作業の場合は暖房器具を使うことが無駄だと思う時があります。

そんな時はリビングや寝室からノートパソコンでTeamViewerを利用した遠隔操作で作業すると非常に効率が良いです。

 

Windows用のリモートソフトはWindows標準機能を含めていくつかの選択肢がありますが、自分がいままで利用してきたソフトではTeamViewerがダントツに使い勝手が良いリモートソフトでした。

 

TeamViewerはとても便利なリモートソフトなのですが、有料ライセンスは1ヶ月3,500円ほどととても個人で使うには高額な設定です。

しかしTeamViewerのは個人利用の場合は無料で使う事ができます。
商用利用でなければずっと無料で使用できる素晴らしいソフトなのでした。

 

この個人利用なのですが、通常の利用についてはほとんど制限はありません。
リモートで電源ONしたりすることはできませんが、そこまで求めるときはさすがに有料版の使用を検討するべきでしょう。

 

もちろん外出先から自宅のパソコンをリモート操作することも可能で、(電源オンかつTeamViewerが起動していることが条件ですが)ルーターの設定も特別変更することなく使う事ができます。

さらにスマホのアプリも用意されているので、スマホからパソコンを操作することもできる驚きのソフトなのでした。

 

商用利用として判定されたきっかけ

長くTeamViewerを使ってきましたが、商用判定されたのは今回が初めてでした。
一度判定されてしまうと、接続先のライセンスに問題がある旨の表示がされて、時間制限付きの利用になってしまいました。

 

商用判定された瞬間に何をしたのか?
じつは操作側のTeamViewerからの複数アクセスが原因でした。

 

通常操作するのに使うパソコンはノートパソコンを利用しているのですが、最近使い道のなくなったWindowsタブレットを使い始めました。

CPUにAtomを採用し、ストレージは64GBでメモリは2GBといったWindows10を動かすだけで精一杯のスペックのタブレットです。

 

このタブレットパソコンですが、画面とキーボードがドッキングするタイプの物理キーボードを備えています。

さらにタブレットパソコン特有の長時間利用できるバッテリーもありますので、実はリモート操作に向いているパソコンなのでした。

TeamViewerでリモート接続さえ済ませれば、接続先のパソコンの性能で利用する事ができますからとても便利です。

そんな低スペックなパソコンなので、接続するまではかなり重たい動作で動きます。
TeamViewerの起動にも時間がかかりますし、クリックしてからの反応もかなり鈍いため、実際に接続までもっていくのにもけっこうな待ち時間があるのでした。

 

そんな環境で使用していますから、TeamViewerの「接続」ボタンを複数回クリックしてしまったようです。

接続は確実に1クリックで

次の瞬間には接続先であるデスクトップパソコンの「ようこそ」画面が複数タブ表示されることになってしまいました。

その瞬間に商用利用の警告画面が出たと記憶しています。
TeamViewerにしてみたら、複数個のパソコンから同時にアクセスされたように感じたでしょう。

商用判定されるのは仕方ない状態だと思います。

 

しかしTeamViewerは複数の接続先に接続することができるのですね。
このとき初めてこの機能に気付きました。

 

個人利用に戻すための申請をする

ライセンスの問題をかかえながら、TeamViewerで同様の問題をコミュニティサイトやサポートフォーラムで検索してみたところ、商用判定されても個人利用として再申請できるようでした。

この再申請手順についてはPONSEさんの「PONSEブログ」にとてもわかりやすい解説が掲載されています。

 

ただ申請しても再び利用できなくなったとの情報があり、すこし不安にもなりました。
再申請は済ませましたが、時間制限のライセンスは相変わらずの状態なので返事が来るまでは時間が必要なようです。

 

まず時間制限のライセンス設定をみなおすことにしました。

いろいろな設定がありますが、そのなかで1つ気になる項目を発見。
それは【設定】の中にある【有効なサインイン】の項目です。

有効なサインイン画面

いままでに接続を試みた端末がリスト化されているようですが、この端末数がかなりの台数になっていたのです。

スマホやブラウザやアプリをすべて別カウントするとそうなるのかもしれませんが、この台数では商用判定されるかもな…と自分でも思いました。

 

再申請の結果はまだ来ませんが、とりあえずリストにある端末をすべて削除してみることにしました。
青丸で囲っているアイコンをクリックすると端末が消去されます。

 

今後の利用では必要な端末からのみアクセスすることとし、現時点の対処で接続出来るか試してみることにしました。

 

現在は問題なくTeamViewerを個人用として利用中

結果としてはライセンスの問題は改善されて時間制限はなくなりました。
私の場合は多重接続による商用判定だったため、アクセスに利用した端末のデータを消去することで端末データを再構築になったのではないかと予想しています。

 

そしてこの処置を行った日の夜にTeamViewerからメールが届き、アカウントが個人利用に戻す処置が完了したと連絡がありました。

タイミング的には自分の処置が正解だったのか、たまたま同じようなタイミングでライセンス変更になったのかはわかりませんでした。

 

もし同じような症状で悩んでいる人がおられましたら、まずは【有効なサインイン】の項目をのぞいてみてください。
そこに多様なアクセス履歴があれば、いちど消去を試してみてはどうでしょうか。

私のように複数デバイスからのアクセスが原因の商用判定なら解消するかもしれません。

 

復旧した後の後日談

じつは再び商用判定されました。

理由は別のノートパソコンからのリモートアクセスを実行したからです。

 

しかしこれで商用判定のきっかけは接続台数であることが確実になりました。
商用判定された後に「有効なサインイン」にある端末すべてを削除し、再度必要な端末
からアクセスしてみたところ制限は発生しませんでした。

 

TeamViewerユーザーアカウントでのログインは便利ではありますが、許可した端末しかログインすることができません。

さらにログインを試みた端末すべてが記録されますので、その端末数が多いと商用利用として判定されるという仕組みのようです。

 

とても便利なTeamViewerですが、個人利用で使うときは最低限の端末で利用するようにすると良いでしょう。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。