三毛フミブログ「オススメ回想録」

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【レビュー】「iPad」が「FireHD10」に出番を奪われた話

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こんにちは、三毛フミです。


「iPad Pro 10.5」を持っているのに「Amazon FireHD 10」を購入しました。
Amazonのセールを見ると、ムダとは知りつつなぜか購入してしまうんですよね。

ところが実際に使ってみると、意外に棲み分けができることに気がつきました。
少なくとも自宅の環境では、「FireHD10」の方が「iPad」よりも活躍できる場面が多いのです。

 

それではどんな環境だと「FireHD10」を有効に使うことができるのか。
実際に使っている私の環境をご紹介します。

 

iPadアプリではAmazonのコンテンツを購入できない

10インチのタブレットの価格が15,980円(税込み)は購入しやすい価格なので、気になっている人がいるんじゃないでしょうか。

 

結論から言えば、家の中での稼働率は「iPad」以上に活躍しています。
「iPad」の出番が無くなってしまったわけですが、これには理由があるのです。

 

大前提として、私はAmazonのサービスを多く使用しています。

 

音楽を聴くなら
「Amazon Music」を使い、「apple music」を使用しません。

 

動画を見るときは
「Amazon Prime Video」を使い、「apple TV」は使用しません。

 

読書するときは
「Kindle」を使い、「apple Books」は使用しません。

 

これだけAmazonのサービスを使用しているのなら、「FireHD10」が優位なのは当たり前と言えますが、仕事で使う「iPad」があるのでタブレットはこれ以上不要かなと思っていました。

 

「iPad」でAmazon関連のサービスを使用していて不便に感じたのは書籍サービスの「Kindle」を使い始めてからです。

 

「Kindle」では読み放題プラン「Kindleアンリミテッド」を使用していますが、人気書籍やベストセラーの本は対象外が多いです。

その場合はストアから購入することになるのですが、「iPad」のアプリでは書籍の購入ができません。

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「このアプリ内では本を購入できません。」の表示。

購入したいときはブラウザからAmazonに移動して、Kindleの書籍を購入する必要があるので一手間増えてしまう。

 

「Android」や「Fire OS」にはこの制限がありませんので、アプリ内ですぐに書籍を購入することができます。

 

「Amazon Prime Video」アプリでも同様にレンタルすることができませんでした。


iPadのアプリでは無料のコンテンツしか利用できないので、子供に持たせるには良いと思いますが、大人の利用だとすこし気になるところです。

 

タブレットでAmazonのサービスをタブレットで満喫したい場合には、「FIreHD 10」がとても使いやすくて便利なのです。

 

アプリの使用感については、「FireHD10」も「iPad」も変わりません。
ライブラリの一覧表示でスクロールを高速で試した場合、どちらも引っかかりがありました。
端末性能差で発生している問題ではなさそうです。

 

「FireHD10」は家の外で使うことを想定していない

「iPad」も「FireHD10」も基本的にはWi-Fiでの使用が前提です。
Wi-Fiの利用できない環境では、スマホのテザリングを使用して通信を確立する必要があるのは仕方の無いところ。

 

家から持ち出す場合に重要な機能の一つであるセキュリティ機能ですが、「iPad」と「FireHD10」ではセキュリティへの考えかたがそもそも違うようです。

 

「iPad」はホームボタンに指紋認証機能を搭載しており、第三者の操作に対してしっかりと保護する機能を搭載しています。

 

一方の「FireHD10」については、PINコードかパスワードによるロックにしか対応していませんので、解除する手間を考えると現実的では無さそうです。

この仕様を考えると、ロックなど設定せずに家の中で限定的に使用する使い方が「FireHD10」の想定する使い方と言えそうです。

 

「FireHD10」は安くて頑丈なタブレット

私がFireタブレットシリーズを愛用している理由の一つに「頑丈」な事があります。

 

「FireHD10」も構造がシンプルだからか、いまのところ落としたとしても画面が割れることがありませんでした。
これは「Fireシリーズ」共通の特徴らしく、数々の落下を経験させましたが壊れること無く使えているのが素晴らしいです。

 

しかしデザイン製など皆無で、樹脂むきだしの背面をみると子供玩具に近い造形。
はめ込んである画面とボディのすきまが多いのか、さわるとパコパコしているくらいですから、けっして高品質とはいえません。

このへんは割り切りが必要だと思います。

 

「iPad」は高額だったのでケースをつけて大事に扱っていますが、落としたときには心臓が止まりそうになります。(まだ壊れてません。)

 

雑に使っているわけではありませんが、タブレットは重たいので落下時のダメージが大きく、頑丈であれば安心できるのは間違いありません。

 

「FireHD10」のスピーカーは臨場感あり

「FireHD10」は安価な価格の製品ですが、ステレオスピーカーを搭載しています。

さらにドルビーアトモス対応なので、「Amazon Prime Video」で映画鑑賞するときには臨場感のある音声を楽しむことが可能です。

 

大音量で鳴らしても音割れする感じがありませんので、「AmazonMusic」で音楽を聞いても問題ありませんでした。

 

まさにAmazonのサービスを満喫するためのタブレットです。

 

「FireHD10」にはAlexaが待機している

「FireHD10」は音声アシスタント「Alexa」を使用することができるので、「Echo」スマートスピーカーのような対応をしてくれます。

タブレットが「アレクサ!」と呼びかけて反応してくれるのは楽しいですね。

 

毎日使うスマホでは音声アシスタントはオフにしているので、「Echo」代わりに使える「FireHD10」はなかなか便利だと思いました。

 

また「echo Show」のように使える「Show」モードも搭載されています。

「Alexa」と「Echo Show」についてはこの動画がイメージしやすいです。

 

しかし「Show」モードからの復帰が面倒で、簡単にホーム画面に戻れません。
試みとしては面白いですが、もう少し改良が必要だと思います。

 

「FireHD10」を使っていて気になったこと

ここからは「FireHD10」を使って気になったことを書いていきます。

 

気になるその① 提供されるアプリの数が少ないこと

まずは「FireOS」が提供するアプリの少なさです。

Googleのサービスを搭載していないので、Amazonで独自に提供しているアプリだけを「Fireタブレット」で使用する事ができます。

 

基本的にはandroidのアプリと同じなので、アプリのファイルを直接インストールすることは可能なのですが、当然の如くサポート外の使い方です。

 

すべてとは言いませんが、ブラウザや日本語入力ソフトなど、いつも使っているアプリを使えるようにしてくれると有り難いですよね。

 

その点「iPad」は数多くのアプリが提供されていますので、数え切れない使い道があるのがapple製品の強みです。

「FireHD10」を使うときは、使用目的を明確にして使うと良さそうです。

 

気になるその② 本体のつくりが大味

安くて頑丈の項目で少しふれましたが、やはり本体の構造で気になる所があります。

本体が大きいので剛性が足りないのかもしれませんが、所々にパカパカと背面カバーとディスプレイの結合が甘い部分がありました。

 

本体交換するくらいではありませんが、気になる人はいると思います。

私は雑に使うこと前提なので、多少のガタつきは気になりませんが、7インチや8インチの「Fire」では見られなかった欠点なので、大型化の弊害かもしれませんね。

 

「FireHD 10」にGoogleサービスの導入はできる?

ネットを検索していると、「Fire OS」に「Playストア」をインストールする方法が見つかりますが、これは自己責任で行いましょう。

インストールする過程で端末の保護機能を無効化する必要があります。
Androidの仕組みを理解していて、どこにリスクがあるのかを知っている必要があります。

 

どうしてもインストールを試して見たい人に向けての注意事項です。

①手順を説明しているサイトでリスクをしっかり確認して知っておくこと

②アプリのダウンロード先にトラップがあることを知っておくこと

③インストールするときに端末を無防備にする必要があること

 

利用目的がAmazonのサービスとブラウザを利用するくらいなら、Amazonのアプリで代用はできますからご安心を。

 

「FireHD10」はこんなことに使おう

ざっくり「FireHD10」を紹介してきましたが、私が一番利用したかったのは「Kindle」で雑誌を読むことでした。

 

「Kindle Unlimited」を利用していると、実に多くの雑誌が用意されていることに気付きました。

ところが雑誌を読むときは、どうしても小さい文字が読みづらい。
必ずと言って良いほど拡大する必要があるため、読書の快適性が損なわれていました。

 

そこで高画質な10インチディスプレイを搭載した「FireHD10」を購入したのです。
結果は大成功で、雑誌の読みやすさはかなり向上したので読書がさらに捗っています。

 

大画面を生かして、映画や読書で使い倒すのがこの端末の利用方法でしょう。
この使い方に関しては「iPad」では太刀打ちできない部分で、ここに価値を見いだしてくれるユーザーであれば、満足度は相当に高くなると思います。

同じような使い方を想定されているのであれば、後悔のない買い物になりますよ。

 

わが家では「iPad」を使う場面が減ってしまったため、持ち帰ってもカバンにしまったままの状態です。
仕事で使うことに専念できるようになったため、バッテリーを劣化させることを防止出来ているのかなとプラスに捉えています。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。