2021年4月から運行開始された「あいの風サイクルトレイン」
自転車乗りが夢見る長距離ライドを助けてくれる交通手段です。
普通なら往復になる行程が、帰路だけで楽しむお手軽な旅に変わります。
しかし電車に自転車毎乗り込むってどんな感じなのかわかりませんよね。
どんな感じで利用することができるのかを実際に体験してみました。
- あいの風サイクルトレインとは
- 乗車は「東富山駅」と「滑川駅」から
- 自転車の固定は初めてでも簡単です
- ゴールの「入善駅」までは30分と速い!
- こんなサービスがあれば嬉しい
- また利用したいと思う電車の旅でした
あいの風サイクルトレインとは
ここで「あいの風サイクルトレイン」について説明。
「あいの風とやま鉄道」が運行する自転車乗りのための特別列車です。
富山湾岸サイクリングコースをより気軽に楽しむことが可能になります
毎週土曜日と日曜日に運行されており、完全予約制です。
引用元:https://cycle-train.ainokaze.co.jp/guide/
東富山駅もしくは滑川(なめりかわ)駅より乗車して、
入善(にゅうぜん)駅か黒部駅で降車できます。
自動車で行くなら駐車場のある滑川駅をおすすめされました。
上記の駅は自転車をそのまま乗り入れできるようになっていて、
改札からホームまで最短距離でいけるように工夫されています。
利用料金は大人と子供に違いはなく、1,000円。
通常運賃が東富山〜入善で770円なので安く感じますね。
(一般的に列車へ自転車(輪行袋)を持ち込む場合は270円。)
「あいの風サイクルトレイン」については別記事でも紹介しています。
乗車は「東富山駅」と「滑川駅」から
今回は東富山駅からスタートしてみました。
どうせなら最長コースで楽しみたかったのが理由です。
初めて訪れた駅でしたが、駅前の広場もスペースがあって広々していました。
駐輪場の数はたくさんあるのですが、車の駐車場は見当たらなかったです。
あっても月極駐車場ばかりでした。
自動車利用の場合は滑川(なめりかわ)駅を利用するのが正解です。
東富山駅を利用するときは自走でこないとだめですね。
入場前に切符を買わなくてはいけません。
お金も窓口で支払います。
駅員さんが乗り込むまでを丁寧に教えてくれました。
一本前の電車が発車した後での入場になりますとのこと。
ホームにアルファベットが書いてあるのでそこで待機です。
駅員さんに2番でお待ちくださいと言われ待機。
ホームに目印があるのでわかりやすいですね!
ちなみに席順は3日前にメールで送られてきます。
当日もらう切符に記載はありませんので、
もし届いてなかったり忘れた場合は教えてもらいましょう。
乗り込んだ後の自転車の固定ができるかドキドキ。
予習はしてきましたが、やはり緊張しますね。
電車の到着前にもう一度youtubeで予習します。
どこでも動画で確認できるのは便利ですねぇ。
自転車の固定は初めてでも簡単です
いよいよ電車が到着。
自転車とともに乗り込み、ドキドキの固定です。
自分の座席番号がサイクルラックに書いてありますので迷いません。
停車時間も15分ほど確保されているようで、落ち着いて作業できます。
しっかり固定ができました。
固定はすごく簡単で、3ステップでできました。
1.自転車を立てて赤のフックに引っ掛ける
2.前輪の下にある固定ガイドを起こす
3.ガイドについているマジックテープでタイヤを固定
これだけで固定することが可能です。
とても簡単便利なサイクルラックです!
上記タイプの他にも平置きタイプのサイクルラックもあります
前輪が外れないタイプの自転車でも利用可能ですよ。
座席は自由席なのでどこに座っても問題なし。
サイクルラック横だけは安全のため利用不可でした
ゴールの「入善駅」までは30分と速い!
東富山駅を出発したあとは滑川駅に停車します。
ここでも乗車がありますので、15分程度の停車です。
今回の車両は導入されて間もない車両でしょうか?
車内がとてもキレイですし、装備も最新です。
電車に乗っているだけでもかなり楽しんでました。
事
滑川駅を出発すると、今度は一気に泊(とまり)駅まで移動です。
泊駅は入善駅より先の駅なのですが、
降車時ホーム移動の都合で一旦入善駅を通過します。
おどろいたのが運行速度。
泊駅まで停車駅はありませんのでとても速い!
感覚的には特急クラスに感じますが・・・
何キロ運行なのかアプリで確認してみました。
最高速度110km/hでした!!(驚き))
90〜110km/hで運行しているようです。
そりゃ速く感じるわけだ。
乗っている感じが東海道線の感覚でした。
臨時列車という響きはワクワクします。
電車好きなら一般の人が乗っても楽しめるかも。
。
そんな感じなので泊駅までは30分もかかりません。
ここから折り返し運転となり、入善駅に向かいます。
車両待ちで若干の待機後しばらくしてすぐに発車です。
そして到着しました入善駅です。
降車も苦労することなく改札まで移動できました。
乗車切符は記念として受け取れます。
切符提示で特典を受けられるお店があるとの情報をもらい
立ち寄り地点候補としてチェックしてみました。
切符提示で受けられるお得なサービス(PDFファイルです。)
サイクルトレイン号の勇姿です。
乗車スタッフの方々はみなさん親切丁寧。
おかげさまですばらしい体験をさせてもらいました。
今回乗車していたのは三毛フミ一家2名だけだったのか、
その他のお客さんを見かけることはありませんでした。
まさかの貸し切り状態?(申し訳ない)
午前中の天候が悪かったからも原因としてありそう。
アウトドアレジャーはこの辺が難しい。
電車を見送った後はいよいよサイクリング開始!
富山湾岸サイクリングコースをたどって楽しんできます。
https://cycle-train.ainokaze.co.jp/form/toyama-bay-cycling.jp
こんなサービスがあれば嬉しい
手ぶらで利用可能な自転車のレンタルサービス
手ぶらで富山県を訪れて、ふらっと自転車に乗れたら最高です。
是非サイクルショップとのコラボで実現してほしい。
(自転車の受取をサイクルトレイン内でできたら理想。)
逆コースを楽しめる「入善駅」からの戻り便
逆方向への移動は立山連峰を眺めながら移動できる。
これを楽しみつつ泊駅まで移動してサイクルトレインで帰る。
これもまた設定してほしいコースですね。
また利用したいと思う電車の旅でした
とてもおもしろく、可能性のあるサービスでした。
「走ってみたいけど距離がありすぎる」を解消できる事。
分解することができない自転車でも床置きで移動できる事。
ロングライドの楽しみを知ることができる手軽で良い方法ですね。
一度は体験してみてほしい特別列車の紹介でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
お申込みはこちらからどうぞ。
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