コンパクトな扱いやすいサイズのスマホが好き。
けど市場では大きなスマホばかりで困っている。
そんなあなたにオススメしたい、ちょうどよいコンパクト「Xperia XZ1Compact」
しかし2017年に発売されたこのモデルが現在でも使えるのか?
そんな疑問を解決できるよう、3年使い続けた私の感想をお伝えします。
- コンパクトなSONYの傑作スマホ
- XZ1 Compactのスペックについて
- これこそ「Xperia」なデザイン
- シムフリー版海外モデル「G8441」について
- XZ1 Compactを使用してみて
- 大型スマホと性能を比較してみた
- 機種変更した理由
- コンパクトスマホが好きなら買い
- おまけ
コンパクトなSONYの傑作スマホ
今回紹介するのは「SONY Xperia XZ1 Compact」
今となっては希少なコンパクト端末です。
デザインは「Xperia」といえばコレと言う人も多いかとと思います。
当時は保守的と言われましたが、私はとても好きなデザインでした。
中古ショップではだいたい1万円台で売られていますね。
非常に購入しやすい価格なので、コンパクトスマホ難民には魅力的に見えると思います。
実際に使っていても大きさが絶妙で、コンパクトの最適解だと思っています。
気になるのは2021年現在も使うことができるのか?でしょう。
結論から言えば「弱点はストレージ容量32GB」だけです。
アプリを限定的にしか使わないユーザーにはオススメできる端末です。
今となってはミドルスペックのスマホにも負けてしまう性能となります。
しかし大きさに関しては「ちょうどよいコンパクト」の見本のような端末です。
手に持つと本当にしっくりくる大きさなんですよ。
ここからは機能についてもうすこし細かく紹介していきます。
XZ1 Compactのスペックについて
①容量以上に感じるバッテリー性能
バッテリー性能はとにかく優秀です。
コンパクトな本体に搭載するバッテリー容量は2700mAh。
最近のスマホが搭載する容量からすると頼りなく感じると思います。
しかし電力管理が優秀なのか、かなり省エネのスマホなのでした。
一日を余裕で過ごせるだけの容量は確保されていますので、「コンパクト機=電池持ちが悪い」の常識は「XZ1 Compact」には通用しません。
特筆すべきはバッテリー寿命。
3年経過していますが、今も容量低下は感じていません。
当時はめずらしい「いたわり充電」機能を搭載していたため、容量低下が最小限におさえられている結果なのだと思います。
ライバルのiPhoneシリーズだとバッテリー寿命が短命な気がするのは気のせいですかね…。
バッテリー性能は素晴らしいの一言です。
②ハイエンド用Socなのに省エネな「Snapdragon835」
頭脳であるSocには「Snapdragon835」を搭載しています。
今となってはミドルエンドのSocと同じくらいの性能ですが、今も現役で使える性能は持っているという証明でもあります。
ハイエンドではなくなりましたが、十分使えるスペックといえるでしょう。
「Snapdragon835」はハイエンド用Socでしたが、電池持ちがとても良いSocとしても有名でした。
「Snapdragon835」を搭載した機種は評判の良い機種が多かったですね。
ゲーム以外の用途であればいまでも余裕でこなしますし、2021年現在でも特に不満無くつかえるだけの余裕はあります。
③RAMは4GBを搭載しているので標準レベル
メモリ容量は4GB RAMを搭載しているので不足感は無く標準レベルです。
最近はエントリーモデルでも4GBを搭載していますが、Androidを快適に使用できる最低限の容量が4GBと言われています。
メモリ不足でアプリが落ちるなどの挙動はありません。
メモリ消費が多めなアプリを使用しているとちょっとモッサリするときがありますが、2021年現在でも普通に使用できる余裕は持っています。
(2022年に私のメインスマホはiPhoneSE1に変わりました。)
④唯一の泣き所な「32GB」のストレージ容量
ストレージは少なめの32GB。
ここが唯一の泣き所で、本当に悔しいポイントなのでした。
実にバランスの悪い組み合わせ。
ちなみに後継機の「XZ2 Compact」は64GBでしっかり対策されました。
発売当時でも指摘されていましたが、やはり大容量とは言えません。
特にゲームをプレイするユーザーにはお勧めできないです。
本体ストレージにインストールが必須な大容量ゲームとは相性が悪いですね。
アプリのインストールに関しては空き容量とにらめっこです。
なんでもかんでもインストールできる余裕はないので、インストールするアプリは厳選する必要があります。
まさに玄人向けスマホ。
とはいえ私はゲームはしないので、普通に使いたいアプリを入れまくってました。
海外版の「G8441」であれば「キャリア製アプリ」が入っていないので容量にも余裕がでてきます。
救いなのはSDカードが使える事ですね。
写真や動画をガンガン撮影する人は迷わず大容量で高速なMicroSDを突っ込んでおきましょう。
⑤自然な写真が撮影できるカメラ
カメラは1920万画素のシングルカメラを搭載しています。
今時の多眼カメラではなく、メインカメラはカメラが1つのタイプなので外観がスッキリしています。
このカメラはデジカメ寄りのカメラで、AIエフェクトなどは搭載せずにありのままの画像を捉えることを目的としています。
派手さはありませんが、デジカメメーカーならではのこだわりを感じますね。
この流れは今も続いていますが、ソニーといえばデジカメなのでそこは貫いてほしいです。
実際に撮影した写真がこちらです。
暗所に弱い気がしますが、写りに関してはさすがだなと思います。
先読み撮影やスマイルシャッターなど、ペットや子供を撮影するのに便利な機能を備えています。
先読み撮影はシャッターを押した前後の写真を撮影することで撮り逃しを防止することができる便利機能です。
まばたきで目を閉じちゃっても大丈夫ですし、ペットの面白い瞬間が撮影できたりするので楽しいです。
スマイルシャッターは笑顔を検知して自動で撮影してくれます。
子供の写真を撮るときにはいいショットがたくさん撮れるので便利な機能でした。
いまのスマホカメラは演出されることがあたりまえになっているので、Xperiaのようなカメラは撮影がちょっと難しく感じるかもしれませんね。
このスマホにしてからは写真を撮ることが好きになって、ちょっとした事でも写真に収めるようになりました。
これこそ「Xperia」なデザイン
いかにもSONYなデザインで、その時の流行にはのらずに独自をつらぬきました。
当然批判もありましたが、やはりXperiaといえばこのデザインです。
コンパクトで高性能な機種を求めていた私には突き刺さるかっこよさを備えていました。
当時どうしてもこれを使いたくてauを解約。
MNPでOCNに移行しましたが、憧れのXperiaCompactを手に入れたときは本当に嬉しかったですね。
この角度からのデザインが一番好きなのです。
私は角張ったデザインが好きなのですが、iPhoneSE初代のように持っていて角が気になることがない。
うまく丸みをつけて持った時の感触を良くしています。
そういった気遣いもあり、持ったときの感触と大きさは「最高」なのです。
メタルっぽい演出をしていますが、XZ1コンパクトは樹脂で作られています。
手にしても冷たい感じはしません。
塗装でメタルっぽさが出せるなら軽い樹脂もありかもしれませんね。
角ばったデザインなのにディスプレイは2.5Dといわれるもの。
角が湾曲しているディスプレイなので平面ではありません。
そのためかガラスフィルムを貼ると端っこが浮いてしまうのが難点。
その部分をごまかすのに枠が黒い物を貼ってますが、隙間からシルバーがちょっと見えています。
シムフリー版海外モデル「G8441」について
キャリアアプリが端末の良さを殺してしまうことがあります。
技適などいろいろな問題がありますが、私は海外SIMフリー端末を選択しました。
少ないストレージ容量にすこしでも余裕を持たせるための選択です。
国内版との大きな違いとして海外版「G8441」にはおサイフケータイ機能が搭載されていません。
私はおサイフケータイ機能を使わないので問題ありませんが、日常的に利用する方ならキャリアモデルを選択したほうが良さそうです。
NFCは搭載していますので、簡単ペアリングなどは利用できますよ。
XZ1 Compactを使用してみて
カメラの性能が良くて電池持ちが優秀。
大きさもコンパクトなので片手操作がバツグンに使いやすい端末です。
iPhoneSEはすこし小さいかなというサイズですが、そのSEよりもちょっと大きいXZ1 Compactに関しては絶妙と言えるサイズでした。
そのせいで気がついたらスマホを操作しているといった依存症になります。
私が購入したのは発売から一年くらいたった頃でした。
その頃には「Xperia XZ1」は高評価の声が沢山有り、「XZ1シリーズ」はSONYの名機と噂されてました。
いま現在使用している「OnePlus7」を購入後に売却してしまうつもりだったのですが、
コンパクトスマホの使いやすさには勝つ事が出来ずに再度使用中。
売れないなら壊れるまで使い倒してしまおうと思ってずっと使っています。
「OnePlus7」の出番がなくなりますが、大型機を使って再確認したサイズ感と抜群の電池持ち・・
やはりXZ1compactはまだまだ現役機種なのだと再認識しました。
大型スマホと性能を比較してみた
意地悪な比較ですが、大型端末「OnePlus7」と比較します。
単純な性能差でいえば
Oneplus7 :Snapdragon 855 & 3700mAh
XZ1C G8441 :Snapdragon 835 & 2700mAh
結構な性能差なのですが、二年間使用したG8441が思いのほか検討します。
たしかに「OnePlus7」は使い続けていてもバッテリーの減りは明らかに少ない。
特にYouTube垂れ流しの場合の電池消耗については優秀で、一日のスマホ使用目的と電池容量のバランスで言えば180%くらいの余裕を持っている感じです。
しかし二年使用のG8441も130%くらいの余裕は持ち合わせている感じがあります。
本当にとても良いバランスで出来上がった端末なのでしょうね。
休みの日に朝からAmazonmusicを聞いたりネットしたり使い倒してみた感じ。
一日の使用には耐えてくれるとは思うが、3000mAh越えの機種と比べると厳しい。
(OnePlus7であれば同様の使い方でも80%近くの残量は残る)
android端末にしては買い取り価格は1万円くらいの金額だったのですが、結局は自分で使い倒すという選択をしてしまいました。
「XperiaXZ1compact」 は中古でリーズナブルな価格で売っているので、コンパクトなスマホを探している人にはお奨めの機種です。
機種変更した理由
実は機種変した理由の一つにストレージ容量の少なさがあったのですが、結局256GBのOnePlus7でもあまり使用することはありませんでした。
「XZ1 Compact」はSDカードも使えるので実際は64GBくらいで足りるのかもしれません。(形が好きならXZ2compactが64GBストレージなので安心かもしれません。)
実はサイズと関連する話題で重要なのがIME(日本語入力)アプリ。
SONYはPoBoxが搭載されているのでとても使いやすいのですが、他メーカーだとGoogle日本語入力などのアプリでの代用が必要。
これがなかなか難しい問題で、大型端末は指の届く範囲が限られているのでIMEアプリ側が細かい調整に対応していないとなかなかに入力しづらく大変でした。
Xperiaに関してはSONY製だけあって、うまく調整されているのですかね?まったく違和感を抱かず今まで使用してきました。
PoBoxじゃないとダメ!って人がいるのがよく分かります。
この入力システムが完成されているのも魅力ですね。
コンパクトスマホが好きなら買い
自分でオススメしつつ、XperiaXZ1compactの中古価格を自分の目でチェックしてみる。
けっこう安いイオシスさんで中古が13,000円(税込み)くらいでした。
ただandroidでコンパクト縛りの人にはコレしか無い!といえる機種です。
(iPhoneSE初代も安くなりましたのでiOSが嫌いでなければSE初代もあり)
この使いやすさとサイズは体験しないとわかりません。
中古市場では良個体が少なくなってきましたね。
TPOに応じて使い分けるも良し。サブ端末としても良しのスマホです。
すこしでも興味があれば、今のうちに購入するのが良いと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ
XZ1 compactの後継として狙っている機種があります。
Unihertz Atom L
ストレージ容量128GBでメモリ容量が6GBとほどよいバランス。